オイルレスリング日本公演
2003年、「日本におけるトルコ年」のイベントでオイルレスリング(トルコの国技)チャンピオンが来日しました。画像と動画のレポートです。 |
今は閉館となった新潟県トルコ文化村で1週間に渡る公演があり、当店「スターケバブ★Take away」は会場でのドネルサンド販売と来日選手団の皆さんの食事提供で同行しました。
Yagli Guresleri Pehlivan < Turkish Oil Wrestling > |
レスリング協会長のお話によると、Yagli Guresleri (オイルレスリング)は今から652年前、戦闘侵攻中のオスマントルコ軍兵士の休憩中の余興からはじまったとか。 現在のエディルネ市、Kirkpinar(クルクピナール)という場所で毎年夏に本大会が開催されますが、その場所がオイルレスリング発生の地。軍隊のトップが40人の兵士を選び、レスリングをさせたところ、最後に勝ち残った二人の決着がなかなかつかず、2日間戦い続けたあげくにそのまま二人は息絶えた、という話です。
その地がクルクピナールで、クルクピナールとは40の泉という意味。40人の兵士を意味するとか、亡くなった兵士を埋葬したところから泉が沸いたとか、いろんな説があるようです。
オイルレスリングは毎年4月から約3ヶ月間、週に2〜3回、国内各地で試合が開催されるそうです。クルクピナールでの本大会は毎年初夏に行われ、この時期、試合を見にたくさんの人がエディルネを訪れ、オイルレスリングのほかにお祭りのようなイベントが多数催されるそうです。
今回来日したレスラー4人は、みな上位のレスラーだそうですが、その中でも最高位のチャンピオンはBas Pehlivan(バシュ ペフリヴァン)と呼ばれます。階級はレスリングのように体重別ではなく、2回連続で優勝することで上の階級にあがっていくとか。 2003年度のBas PehlivanであるKENAN SIMSEK(一番上の写真左)は、バルセロナオリンピックのレスリングフリースタイル90Kg級、銀メダリストだそうです。
迫力ある試合の動画です(2003年新潟トルコ村)
試合は大地への祈りとパフォーマンス(?)で始まり、試合中もずっと笛と大太鼓の生演奏付きです。
記念撮影の中央、Tシャツ姿の者は当店店主です。
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